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 ✤ 山千SS
Posted on 09.2010
※ゲーム通り山崎さんお亡くなりになります。






浅い夢ばかり見ていた。





また捜している。

俺の姿が見えないと、不安で堪らないと泣く。死ぬなら、目の前で死ねと泣く。

ああもう、本当に、よく泣く子だ。



「 ・・・・ぃ 」






「 喋るな。山崎君 」


唐突に、島田君の声が聞こえた。

さっきまで、誰の声も聞こえず、目も見えず、気配を感じる事も出来なかった。

目は、やはり見えないまま、意識だけがはっきりとしている。

まるで、この身体は既に終わっていて、心だけが辛うじて残っているように。





「 いや。止めるな。喋らせてやってくれ 」


良かった。そこにいたんですか。

あなたが、彼女に伝えて。あなたは生きて、ずっと一緒にいてやって。

いつか、彼女が、俺の事を聞いて泣かないように。



言葉にならないまま、また、夢の続きを見る。

出会いから別れまでの過去を再現し続けて、それも、もうすぐ終わる。







『 わたしがいない時に死なないで。死ぬなら、わたしの目の前で死んで。

人伝に聞いても、わたしは何かの間違いだと思ってしまう。

いつか帰って来るんじゃないかって、ずっと待ってしまう。

だから、約束が出来ないなら、それを許してね 』


約束も出来ないし、許しもしないと言ったら、思いがけず泣き止んで、

しょうがない人だと笑った。



冷たい廊下に、君を置き去ったあの夜から、ずっと、繰り返し思い出していた。

君がいない場所で、君が知らない間に、眠り逝くこの時も。





+ + +

死にネタは大変苦手なのですが、どのルートでも山崎さん死亡が変えられない。
攻略キャラなら史実飛び越えて何とかなるんでしょうが・・・
ところで、船に島田さんはいたで合ってましたっけ?
ああもう、あの辺りは誰が何処で何していたやら。

追記 アニメ版の前に書いたので千鶴ちゃんいませんすみません。
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cetegory : 乙女ゲーム二次創作  ✤   ✤ 
2010年05月09日(日)  15:48 by 菊永まき

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